【中華ファンタジー漫画】陵の王【未アニメ化 小説·漫画 紹介】

未アニメ化 小説・漫画 紹介
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はじめに

アニメ化作品以外の面白い小説・漫画が知りたいと思ったそこのアナタ!

年間100冊以上の小説や漫画を読む私が、自信を持って紹介する(100%私見に塗れた)小説や漫画を読んでみませんか?

基本的には無料で数話以上読める作品を紹介していくつもりなので、騙されたと思って読んでみてください!お願いします!

今回は、中華ファンタジー漫画「陵の王」を紹介します!

あらすじ

その国にはかつて、誰よりも美しいと称される『蘭陵王』という男がいた。男は黄帝より毒を賜り命を絶った。

人里離れた山に住み、蘇合草という植物を売りながら生計を立てる蘇合香という老人がいた。

ある日、蘇合香は鬼の面を付けた怪しい男が山で行き倒れているのを見つける。脈が無い男を死んでいると判断した蘇合香は、男を埋葬しようとするが…。

「触るな!!」

そこに行き倒れの男の知り合いらしい、幼い男児が現れる。その男児が男の名、『陵王』と呼びかける――すると、死人のように脈が無かった男が起き上がったではないか。

驚く蘇合香を他所に、鬼面の男は助けを求める。話を聞いてみると、鬼面の男陵王と男児納曽利の二人は旅の途中に山で迷子になっていたらしい。

二人を自分の家に連れてきた蘇合香。二人に食事を与え、旅の目的を尋ねると「龍王達」に会いに行くと言う。

この世界には、五人の龍王がいる。まず『東の春青龍王・句句廼馳』、次に『南の夏赤龍王・軻遇突智』、『西の秋白龍王・金山彦』、『北の冬黒龍王・罔象女』、そして最後は『中央の黄龍…天門玉女・落蹲』。

陵王と納曽利の龍王達を巡る旅を描く、中華ファンタジー!

概要

作者

風越洞×壱村仁

掲載誌

マグコミ

連載期間

2024年3月 〜 (2025年11月現在も連載中)

既刊

2巻

オススメポイント

私がオススメしたいポイントを3つ紹介します。

キーワードは「旅の目的」「納曽利の可愛さ」「陵王の過去」です。

旅の目的

まず鬼面の男陵王と男児納曽利。二人は龍王を巡る旅をしていますが、その「旅の目的」が良いんです。

軽くネタバレになりますが、一話で大体分かることなのでご了承ください。

まず鬼面の男陵王の正体は、黄帝に毒殺された『蘭陵王』その人です。そして、男児の納曽利は、『中央の黄龍』天門玉女の兄『邪龍・納曽利』です。

そんな二人の目的は、納曽利の妹である天門玉女・落蹲を解放することです!

中央の黄龍は、黄帝の番となることを義務付けられ、宮中に軟禁状態なんです。だから兄の納曽利は妹を宮中から解放したいんですね。

兄妹愛に溢れた物語、読んでみてほしいです!

納曽利の可愛さ

三百年前に黄帝の命を奪い、邪龍として恐れられた納曽利。

これだけ聞くと、怖い存在を想像するかもしれませんが、どういう訳か今の納曽利はヘビと見紛うほどの小さい竜なんです。

空を飛ぶ力もほとんどなくて、ヘビが主食の金翅鳥に誤って食べられかけるほど。人間に変化しても、幼い男児にしかなれません。

そんなだから、皆に侮られています。その不憫な姿がとても可愛いんです。

そんな可愛い納曽利が活躍する本作、読んでみたくなりました?ショタ好きなアナタにもオススメです!

陵王の過去

本作のコミックス一巻は、主に『陵王の過去』について描かれています。

陵王は始黄帝の血を継ぐ黄族の家系として生まれました。天女の子と称されるほどの美しい容姿を持ち、まさに全てを持って生まれたような存在です。

これだけ聞くと、恵まれた環境に生まれた羨まし奴なんですが、彼も不憫な男なんです。

まず、ほとんど母親と会ったことがありません。陵王の母親は、邪龍・納曽利を封じる御役目を背負っており、その場所を離れることができません。記憶に残っているのは母親が歌ってくれた「越天楽」という曲だけです。

そして、幼い頃に父親を亡くしています。しかも下手人は自分の面倒を見てくれていた使用人なんです。

これだけでも十分不憫ですが、さらに追い打ちをかけるように、育ての母の命も奪われてしまいます黄帝の不興を買ったことで、処刑されて琵琶にされたんです。

そして最期。宮中で天門玉女に出会った陵王。なぜか懐かれてしまい、それが原因で黄帝に毒殺されてしまうんです。

最期まで不憫だった彼ですが、納曽利の力で生き返り?ます。だからこそ第二の生は幸せに生きてほしい。そう願ってしまいます。

そんな不憫な二人の冒険、ぜひ読んでほしいです!

さいごに

今回は「陵の王」を紹介しました。

この作品は、アニメ化作品以外の面白い小説・漫画が知りたいと思った方、特にファンタジーが好き、興味があるという方にオススメです。

マグコミという漫画サイトで話試し読みできますので、是非読んでみてください!

不憫な二人の冒険、二人の幸せを祈りながら一緒に読みましょう!

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